自賠責保険の被害者請求を行うには、一定の書類をそろえる必要があります。
「どんな書類が必要なの？」「どこで取れるの？」と迷う方も多いですが、正しく準備すればスムーズに進めることができます。
今回は、被害者請求に必要な書類一覧と取得のポイントをわかりやすく解説します。
被害者請求に必要な書類とは？
被害者請求で必要となる書類は、主に以下の3つのカテゴリに分かれます。
① 警察から取得する書類
交通事故証明書（必須）
→ 自動車安全運転センターで取得。申請には加害者の車両情報が必要です。
実況見分調書（必要に応じて）
→ 刑事処分や過失割合の判断に関わる場合に使用。
② 医療機関から取得する書類
診断書（初診日や治療内容が記載）
診療報酬明細書（治療費の内訳）
通院証明書（通院日数を証明する場合）
※これらは治療を受けた病院で発行してもらいます。事前に目的を伝えるとスムーズです。
③ 本人が準備する書類
被害者請求書（保険会社指定の書式あり）
振込口座が確認できる書類（通帳のコピーなど）
印鑑証明書や本人確認書類（必要に応じて）
休業損害証明書（会社勤めの方や自営業の方）
死亡事故・後遺障害の場合は追加書類が必要
【死亡事故の場合】
死亡診断書または死体検案書
戸籍謄本（請求者が遺族であることを証明）
葬儀費用の領収書
【後遺障害の場合】
後遺障害診断書
等級認定用の申請書類
これらは保険金の額に直結するため、正確にそろえることが非常に重要です。
書類取得の注意点とコツ
事故後すぐに交通事故証明書を申請する
医療機関には「自賠責の被害者請求に使う」と明確に伝える
書類はコピーを取って保管しておく
不備があると請求が長引くので、チェックリストで確認を
また、請求書類一式は保険会社の公式サイトや窓口で取り寄せが可能です。保険会社によって書式が異なる場合もあるので、事前に問い合わせると安心です。
まとめ：書類は正確に、早めの準備がカギ
自賠責保険の被害者請求は、書類の正確さと不足のない提出が成功のカギです。事故から時間が経つと書類の取得が難しくなることもあるため、早めの対応が重要です。
次回は、実際の請求書の書き方と記入例を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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